実際、手放してみたら凄く気持ちいい!~長部流クローゼット整理術
2017.7.27
「クローゼットのお片付け」をサービスとされている方がいらつしゃるとお聞きして、どんなお仕事なのか取材して参りました。
「ファッションスタイリスト」をされている長部愛(おさべあい)さんです。はじめまして。
(長部愛さん:以下(O) )
ー クローゼット断捨離の依頼が多いということなんですが、どういうサービスなのでしょうか?
(O) 元々自分でクローゼットの整理についてfacebookに記事をあげてたんです。
そうしたら、「クローゼットを整理したいだけど、アドバイスお願いできない? 」と何人かの知人から依頼されるようになったんです。
やってみたら結構喜ばれまして、だったら仕事としてやってみようかと(笑)
(O) そもそも「お洒落になりたい」とアドバイスやお買い物同行を目的にお声がけいただくことの方が多いんです。
カウンセリングで「なりたい姿」と「今の状態」を明確にしていくうちに、新しく服を買うことだけが解決策ではないという場合があるんです。
たいていの方が既に服を相当数持っていらっしゃいますから。
なのでクローゼットを整理して今ある洋服を活かしたおしゃれもできますよとご提案すると、「やっぱりお片付けからお願いします」と方向が切り替わることが多いですね。
ー 1回お幾ら位なんですか?
(O) クローゼット診断で1回3万円頂いてます。
手順としては、
①クローゼットの仕分け
②残ったもの、着方が分からないもののコーディネート
③収納まで(生活導線に合わせることが重要です)
実は私自身が片付けが苦手。整理してもやり方が合わないとすぐにぐちゃぐちゃ(笑)
自分に合う収納方法を見つけることが大切で、畳むのが面倒な人にはハンガー収納をオススメしてます。
ー なるほど、確かにですね。
長部さんは、元からスタイリスト系の仕事をされていたんですか?
(O) 元々はアパレルで販売員兼教育係を17年間やっていました。
店頭でお客様のスタイリングをして、そのお声を本部での商品づくりに反映させたり。
ー それが何故、捨てる系アドバイザーに? (笑)
(O) 自分の経験なのですが、夫と暮らし始めた時に、1Kの狭い部屋に二人で住むことになりまして、その部屋には小さいクローゼットしかなかったんです。ここに今でも二人分の服をかけています。
持っていた服の「9割」を捨てましたね。
捨てる時は、半分泣きながらでしたが、「そういう時かな・・・」とグッとこらえて。
でも、やってみたら超気持ちが良かった(笑)
(O) ときめいても持っていられない、との必要に迫られて。
じゃないと「手放す」なんてしなかっただろうし、広いところに引っ越せる位ならやらなかった。
そしたら、今のお仕事もなかったと思います。私としては、ずーっと片付けられない人生を歩んでいたと思うんです。
ー コーベルクローゼットのハンガーはどう思われますか?
(O) 服を手放した後は、どう現実の生活の中でワードローブを活用していくかが重要で、その為には今着るものをハンガーにかけてお店のようにクローゼットに見えるようにしまうことはお薦めですよ。
シワにならないし、キレイな状態で出せるんで日々のテンションが上がります。
(O) コーベルクローゼットのハンガーは、キャミソールやノースリーブが落ちない滑り止めや溝がついているので使い勝手がとても良さそうですね。
衿ぐり大きい服とか、クローゼットの中でズルって落ちててイラっとさせられること多いですから(笑)
ー 最後に今後の抱負など聞かせて頂けますでしょうか?
(O) 「今まで仕事でやってきたコーディネート」×「自分の生活の中で試行錯誤して辿り着いた技」を組み合わせると、喜んでくれる方がいらっしゃることが分かったので、ノウハウをお裾分けするみたいなことができたら嬉しいですね。
ちなみに、私は着なくなった服は「洋服ポスト」に出しに行くようにしています。たまたま近いので。
誰もがそうだと思いますが、「洋服を捨てる」ことには罪悪感があるんです。
手放し先を決めるのも重要だと思いますね。
ー 長部さん、とても納得のいくお話をありがとうございました。
長部さんのある日のクローゼット診断
長部さんのクローゼット診断では事前にカウンセリングを行った上で、その人のライフスタイルや収納後の過ごし方に合ったアドバイスを行います。
いったん、すべての洋服を出して残すものと捨てるものを仕分け。
仕分け後のクローゼットは、洋服のサイズや色なども綺麗に整ってすっきり綺麗に!
▼今回インタビューさせていただいた
ファッションアドバイザー 長部愛さんのブログ・サービスはこちら
Closet Serendipity
私のクローゼットでワクワクに出会う
https://ai-osabe.com
【洋服ポストについて】
インタビュー内で長部さんがおっしゃった「洋服ポスト」は、クローゼットで眠っているまだ着られる衣類を持ち寄る「ポスト」。
ポストに投函された衣類は、海外の古着マーケットで販売されて使ってくれる人の手に渡り、売り上げは環境保全や社会貢献など、世の中をよくするために活動する団体に寄付することでその活動を支援します。
東京、神奈川、千葉、群馬の各地で開設されている洋服ポストに持ち込むだけなので手軽なので、断捨離した洋服の処理や、洋服をどう捨てたらよいかお悩みの方におすすめです。
洋服ポスト
http://www.yofukupost.net