洋服と一緒にハンガーも衣替え
2016.11.1
衣替えの季節がやってきました。
特に今年は、10月から、朝晩、急に冷え込む日が多くなりました。
秋をすっ飛ばして、夏から冬になったような気温の変化に、慌ててクローゼットから長袖やジャケットを引っ張り出したという人も多いのではないでしょうか?
今年はもう着ることがない夏物の服。
冬物を出すのに精一杯で、そのままになっている・・・なんてことはありませんか?
1回でも身につけた服は、必ず洗濯しておくというのは、衣替えの鉄則。
自宅で洗濯できないスーツやジャケット、ワンピースなどは、クリーニングに出して、大切に保管しましょう。
「大丈夫、洗濯もバッチリ!」という人も、そこで油断してはいけません。
クリーニングから戻ってきた服は、ビニール袋を外し、一つ一つ、クリーニングのハンガーから、きちんとしたハンガーに掛けかえるのが基本です。
クリーニングのビニール袋は、一見、ホコリ除けによさそうですが、湿気の多い日本のクローゼットでは、不適切。
ホコリが気になるようなら、専用の不織布の袋を使いましょう。
クリーニングのハンガーは、クリーニング店での保管場所の節減や、運搬のメリットを考えて一時的な保管用として使用されているもの。
衣替えから次の衣替えのような、長期の保存を目的としたハンガーではありません。
このような目的の違うハンガーに、あなたや家族の大切な服を掛けたままにしておくと・・・。
来年取り出したときには、ハンガーの痕が残り、シワがより・・・。
せっかくクリーニングに出したのに、悲惨な状況を招いてしまいかねません。
また、夏と冬では、服の素材やデザインも大きく異なります。
ハンガーも適材適所のものを選ばなければなりません。
必ず、その服の重みや生地にあったハンガーに掛けかえるようにしましょうね。
今年も重要な役目を終え、来年まで深い眠りにつく洋服は、どれも皆、あなたや家族の分身です。
また来年、私たちに素晴らしい思い出をもたらせてくれますように・・・。
そんな思いを込めて、ハンガーも「衣替え」してみてはいかがでしょうか?
気分も装いも、そして、ハンガーも新たに、素敵な秋を迎えましょう!